こんなふざけたプロフィール画像の私でも、たまにSNSなどに投稿するといいねやコメントを頂けたりする。
だからというわけではないが、ふざけた投稿ばかりは良くないかなと思い、
今回は少し真面目路線で書いてみようかと思う。
突然だが
「貴方自身の強みは何?」
と聞かれてすぐ答えることが出来るだろうか?
強みって何だろう。
長年営業をやってきて多少自信もある。販売力かな?
設計を長年やってきたから設計力?
図面が書けることが強み?
強みはもしかして特技だと考えたら良いのだろうか。
サッカーを長年やってきたからサッカーが得意。
多少楽器が弾ける・・でもプロ程ではないなぁ。
これって企業でも同じで案外すぐに答えられる人は
少ないのではないだろうか。
特に昭和の時代から創業している人などは、まわりの誰かが困っていたとか、とにかく腹一杯飯を食いたいとか、そういった結構身近な問題解決から創業に至っているケースが多い。
それからひた走ってきた結果が今なので、そういった方に
「御社の強みは何ですか?またVISIONは?」
などと聞いても、「一生懸命やった結果が今であって答えられない」という場合がほとんんどではないだろうか。
私も過去swot分析などで幾つも箇条書きしてみたりしたのだが
私のやり方が間違っていたのかあまりうまくいかなった。
そもそも『強み』とは何だろう。
一言で言うと他者(或いは他社)との違い(比較)であり、勝っている部分である。
他者より勝るためには何が必要なのか。
熟練度か、技術か、センスか、運なのか。
ただどれも本来の質問の意図との違和感を感じないだろうか。
少しロジカルに考えていこうと思う。
ロジカルに考えるうえで、2つの視点から考える。
「対象」と「目的(意図)」である。
「対象」は誰に対する強みであるかということ。
「目的(意図)」はどういったことを理想(ゴール)とするかということ。
この二つによって少し理解しやすくならないだろうか。
例えば、個人を起点として考えた場合に、誰がどういう意図であなたの強みを知りたいと思うか
という事である。
仮に飲食店を経営していたとして、あなたの強みを一番知りたいのは前提としてお腹をすかせた顧客であるということ。
そのお腹をすかせた顧客はどういう意図で違いを知りたいと思うのか。
今日の食事は何を優先するか、によっても変わるだろう。店の雰囲気なのか、味か、店への距離なのか。
味を優先したとしてじゃあ今何を食べたいのか。
フローチャートのような図が生まれそうだ。
要するに意図は案外その時々で変わるものである。
企業でいう強みで言えば、そのフローチャートのどこかに当てはまれば良いかと思う。
また更に言えば、同じ強みを持つ競合との差別化(違い)が明確であれば猶良い。
どこよりもその強みが抜きんでているのであれば、大きな市場を求めて(その強みをお金を出してでも買いたい人達を集めて)グローバル化しても良いかもしれない。
要するに強みとは『他に無い価値の事』である。
他に無い価値が明確なのであれば、それを武器に描ける理想の未来がVISIONとなるのかもしれない。
またほかに無い価値を出来るだけ多くの対象に与えることが使命(ミッション)となるのだろう。
ではクラフトテックラボの強み(他に無い価値)は何だろう。
それは私の中にあるものでぼんやりとは見えているもののまだはっきりとしていない。