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経済の流れと視野 その1

過去、私は都内で仕事をしていた。

地方と都心の両方で仕事をすると判るが都心は圧倒的に仕事量が多く、またスピードも段違いである。

特に関東(都内)は異常で天下の台所と言われた関西と比較しても5倍以上の市場の差があり、スピード感で言えば10倍以上の差があるように感じる。

そういった都心で働くことは、サラリーマンにとっては一つのステータスであり、一見華やかな世界のようにも見える。

しかしながら、実際働いている人々は、日々そのスピード感においていかれまいと、常にアンテナを張っている状態が保つために、エネルギーを多量に消費しているからか、いつも疲弊しているようにも思える。

ちなみに長年仕事をしていると何となく感じるのだが、業界問わず、経済が実は同じ大きな流れの中で動いていることに気づく。

目次

その大きな流れは官から民、大企業から中小、そして都心から地方へと流れている。

日々仕事をしていると、打ち合わせなどで他社の人間と会うことも少なくないと思う。

そうすると、全員が大体同じ流れの中で動いているので、仕事の話となると話題はほとんどが似たり寄ったりになる。

「最近は〇〇を使ったソリューションが多く動いているらしいよ。」

それさっきの会社でも聞いたな。

「どこどこの再開発は〇〇(大手)会社が主体で動いているよ。」

それうちの営業も言ってたな。

といった具合だ。

この大きな流れは決して都心に限ったことではないのだが、都心にいるとスピード感が違うため、比較的感じ取りやすい。

うねりが何度もおこっていく様を地方よりも早く多く(何度も)経験することが出来るからだ。

そういった環境で長く仕事をしていると、流れにおいていかれまいと知らず知らずのうちに足を動かすことに慣れてくる。

その日その日を精一杯生きているのだと自らを納得させながら、大きな濁流に次々と、当たり前のようにのまれていく。

私も同じくそういった流れにのまれて日々が過ぎていくことに、得も言われぬ違和感や不安感が拭い去れずに日々過ごしていた。

私が都内の親会社から鹿児島の田舎にある子会社へ転籍を願い出たのにも、そういった要因もあったように思われる。

地方へ移ってわかったこと。

実際に移ってしばらくすると、大きな濁流を遠くから眺めることが出来るようになり、驚くことに視野が広がった。

ある程度の年齢に達したことで、視野が広がった部分と、離れたことで適切に情報が取れるようになったことがうまくリンクしたのかもしれない。

そのおかげで濁流の中でもがいて前に進もうとするのではなく、濁流を眺めながらうまく波に乗るといったやり方も出来るようになれたように思う。

環境を変えることで視点を変えることが出来る。色々事情があってそう簡単に環境を変えられないという方もいると思う。

環境を変えずに視点を変えられれば良いのだが、日々忙しく過ごしているとなかなかそれも難しい。

そういう方は部分的に環境を変えるだけでも違うかもしれない。仕事環境を変える、趣味を変えるなど。

いずれにせよ、積極的に前を向いて動くことが良いと思われる。

環境を変えることは決して逃げではないし、後ろ向きでもない。

人生短いのだから、どんどん変えていって自身の変化を楽しんでいけばよいと思う。

ちなみに近年ではその『流れ』自体が大きく変化しつつある。それについては次のブログで書きたいと思う。

アディオス!!

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この記事を書いた人

クラフトテックラボ株式会社 代表取締役
都会がコスパ悪いと地方の子会社へ勝手に転籍したのに、なぜか社長になった人。

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