その1の続き。
ちなみに現在はというと、今迄の上流から下流へという経済の流れが少し変わってきたように思う。
恐らく戦後しばらく、昭和の時代を中心に近年迄は(前回書いたように)上流から下流への流れがほとんどだったのではないか。
もっと言えばみな同じ方向を向いて、同じようなことをしていれば一生安泰・・というような時代だったように思う。
近年、流れが変わった大きな要因はずばりインターネットやSNSの影響によるところが大きい。
SNSにより、情報はオープンであるものとなり、多くの人がダイレクトで多くの情報に到達出来るようになった。
また、お金の流れもクラウドファンディング等で、やり方次第ではリソースが無い状態でも大きなビジネスが始められるようになった。
そういった、情報やお金といったリソースがオープンになることで、上流で独占していた部分がどんどん身近になってきた。
そのおかげで、今迄は官から民、大企業から中小企業へと流れていた情報や経済の大きなうねりが、才能や熱量、継続性といった条件さえ揃えば、今や突然勃発的に流れをつくることが可能になった。
中小は大企業へ、大企業は官へ情報を取りに行っていた時代から、SNSを通じて情報を取る時代へと変わりつつある。
官や大企業と繋がっていれば、仕事が(仕事に繋がる情報が)くる時代では無くなったとも言えるだろう。
上の世代の人達は鼻で笑うかもしれあいが、一つの流れとして
フォロワー数の高いところから低いところへ経済が流れる時代も来ている。
フォロワー数の多い人達が集まって更に金を稼ぐといった循環も増えている。
SNSにより、世界の距離がぐっと近くなった。日本は随分と遅れを取ったが世界は圧倒的にグローバル化がすすんだ。
SNSはあくまで所詮ツールに過ぎないのだが、昭和の時代に足で稼ぐ(動いて情報を取りに行く)をSNS市場でやる必要があるのかもしれない。
時代が変わるのであれば、こちらも変わっていくしかない。
ダーウィンではないが、変化するものが生き残っていく。
早いスピードで変わっていくこの時代の変化を楽しめるものが勝ちであり価値があるということではないだろうか。
もう少し細かく言うのなら、流通量の決まった資本を奪い合うゲームをせざるを得ない私達として出来ることは、トレンドが変化しているという事と常に全体構造を意識しつつ、自身の立ち位置から最適な方法をスピードをもって模索していく必要があるということをいかに楽しめるかなのかなぁ。
アディオス!